■入浴
入浴での精油の利用はアロマテラピーの効果を最大限に生かせる方法といえます。
香りをかぐ、湯気を吸入する、皮膚からの浸透と、すべてのルートから精油の作用を取り入れられます。
<全身浴>
精油1〜5滴くらいを使用します。(初めての精油なら1滴から)
精油を直接、バスタブに垂らすというやり方もありますが、精油は水に溶けないため、充分に拡散せず、肌や粘膜に直接触れてしまう為、種類により肌に刺激がある場合があります。
そのため、精油を希釈してしましょう。
・キャリアオイル10mlに精油5滴以下
・天然塩50gに精油4〜5滴
混ぜた物をバスタブに入れ、よくかくはんさせて入浴します。
リラックス効果を求めるなら、ぬるめの温度でゆっくりと。
シャキッとしたい時は、熱めの温度で短時間できり上げるといいでしょう。
目的によって精油を選びましょう。(下記参照)
<半身浴>
リラックス目的で長時間入浴するならば、みぞおちくらいまで湯につかる半身浴も、身体に負担がかからず良いでしょう。この場合精油は3滴以下にしましょう。
肩からタオルなどをかけておけば寒くないでしょう。
<部分浴>
部分浴には手浴、足浴があります。
湯をはった洗面器に、手または足を入れます。(手なら手首、足なら足首まで) 精油は3滴以下で使用します。
これだけでも充分効果があります。
☆こんな時こんな精油で入浴してはいかが…?
自分に合った心地よいものを選びましょう。ブレンドも楽しめます。
・寝付きをよくしたい
(全身浴)ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、クラリセージetc.
(手浴)ラベンダー、スイートマジョラム、ベルガモットetc.
・元気を出したい
(全身浴・手浴・足浴)ベルガモット、レモン、ライム、ペパーミント、ローズマリー、ジャスミンetc.
・気持ちを落ち着けたい
(半身浴・手浴)ラベンダー、ゼラニウム、ベルガモット、ローマンカモミール、サンダルウッド、イランイラン、フランキンセンスetc.
・集中力を高める
(手浴)ローズマリー、ペパーミント、ベルガモット、レモン、ライム、ティートリー、パチュリ、サイプレス、ユーカリ、スイートマジョラムetc.
・頭痛
(手浴・足浴)ラベンダー、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ティートリーetc.
・肩こり
(全身浴)ラベンダー、ジュニパーetc.
・冷え性
(全身浴・手浴・足浴)ラベンダー、ジュニパー、ゼラニウム、オレンジ・スイート、シナモンetc.
・足のむくみ
(全身浴)ジュニパー、ローズマリー、サイプレスetc.
(足浴)サイプレス、ペパーミントetc.
・下痢
(足浴)ジュニパー、ラベンダーetc.
・筋肉痛
(全身浴)ラベンダー、ローズマリー、ゼラニウム、サイプレスetc.
・便秘
(全身浴)レモングラス、ローズマリー、フェンネルetc.
・生理痛、生理不順、月経前症候群
(全身浴・足浴)ラベンダー、クラリセージ、ゼラニウム、ジュニパー、ローズ、イランイランetc.
・風邪気味の時
(足浴)ジュニパー、ラベンダー、ユーカリetc. 汗を出した方が楽になると思ったら試してみて下さい。
・花粉症
(全身浴)ユーカリetc.
・汗のにおい
(全身浴)サイプレス、グレープフルーツetc.
注意 : 柑橘系の精油は光毒性があるので、使用後12時間は日光に当たらないでください。
柑橘系の精油の使用は夜がいいですよ。
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